海軍工廠殉職者鎮魂碑前で舞鶴空襲の犠牲者らを追悼 体験者や造船所OBら初の慰霊式で長年の思い果たす【舞鶴】

海軍工廠殉職者鎮魂碑前で舞鶴空襲の犠牲者らを追悼 体験者や造船所OBら初の慰霊式で長年の思い果たす【舞鶴】

投稿日時:2010年7月30日

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 舞鶴空襲の犠牲者らを追悼する慰霊式が7月29日、余部下の海軍工廠殉職者鎮魂碑の前で開かれた。学徒動員で空襲を体験した人、工廠を引き継いだ造船所のOBや現職ら約30人が参加し、戦争の記憶を伝えていくことを誓った。  日立造船・ユニバーサル造船舞鶴の退職者でつくる「OB・満亀(まんき)会」(蒲田忠夫会長)が、戦後65年の節目を機に、1945年7月29、30日の舞鶴空襲と工廠作業中に亡くなった人たちを追悼しようと初めて開催。蒲田会長が「犠牲者の方々に哀悼の意を表します」と言葉を述べ、参列者が次々と焼香をした。この後、近くの雲門寺でも法要が営まれた。  中舞鶴高等女学校の元生徒の津田澄子さん(80)=桃山町=は、工廠に出勤途中の30日、空襲に遭遇した。「犠牲者の慰霊はどうされているのか分からなかったので、きょうお参りができて長年の思いを果たせました。来年は友人にも声をかけて参列したい」と話していた。29日の空襲で両目を失明した元動員学徒の橋本時代(ときよ)さん(81)=京都市=も、亡くなった旧友一人一人に呼びかけた。

写真=鎮魂碑の前で慰霊の言葉を述べる蒲田会長