海の妖精 クリオネ「かわいい~」 福井小へ 地域の人が提供【舞鶴】

海の妖精 クリオネ「かわいい~」 福井小へ 地域の人が提供【舞鶴】

投稿日時:2015年2月12日

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 舞鶴市下福井の福井小学校(品田正明校長)で、北海道のオホーツク海などの流氷に生息し、「海の妖精」と呼ばれている「クリオネ」3匹が児童たちの人気者になっている。海水の入った小瓶の中に入れられた体長1・2センチの小さなクリオネは、赤い内蔵の部分だけが透けて見える透明の体で、翼足を羽ばたくように動かして浮遊する姿が愛らしく、児童たちが見守っている。
 同校児童の祖父が北海道の知人から譲り受け、「子供たちに変わった生き物を見せてあげたい」と、4日に同校に提供した。クリオネが入った小瓶は、児童たちがいつでも見に来られるように、職員室前の廊下に氷水や雪で冷やして置かれている。
 クリオネは北極圏や南極圏の寒い海に生息する、学名「クリオネ・リマキナ」という種類の外殻のない動物プランクトンで、流氷の小さな穴などの中に入りオホーツク海沿岸にやってくる。和名は「ハダカカメガイ」で巻き貝の一種とされ、成長すると完全に貝殻を失う。1年以上生息するとされているが、生態についてはあまり解明されていない。生息に適した温度は0~4度で、海水の中の動物プランクトンを餌にしている。
 児童たちは、「テレビで見たのと一緒」、「透明のコウモリみたい」と、浮遊するクリオネを指差し、顔を近付けて観察していた。1年生の竹内咲実さん(7)は「名前は知ってたけど本物は初めて見た。ちっちゃくてかわいい」と笑顔で話していた。
 自然への関心を高める取り組みに力を入れている同校の品田校長は「児童たちは新しいものや珍しいものを見ることで、興味や感受性を高められる。地域の人から提供していただき、とても感謝しています」と話していた。

写真左=小瓶の中の3匹のクリオネを観察する児童
写真右=浮遊する体長1・2センチのクリオネ