毎日放送が児童養護施設「舞鶴学園」8カ月密着 小舎制実践ドキュメンタリー、4月20日深夜放映【舞鶴】

毎日放送が児童養護施設「舞鶴学園」8カ月密着 小舎制実践ドキュメンタリー、4月20日深夜放映【舞鶴】

投稿日時:2008年4月18日

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泉源寺の児童養護施設「舞鶴学園」(桑原教修園長、園生65人)が、心に傷を負った子供たちの自立の力を養おうと、生活単位を小さくした小舎制を導入してから7年。家庭に近い環境で暮らすことで、子供たちは人との関係づくりに着実に変化を見せている。こうした学園の実践を毎日放送(大阪市北区)が取材、子供たちと自立を支える職員の姿を8カ月間にわたってカメラが追った。4月20日深夜のドキュメンタリー番組「映像’08」で放映される。  学園は30人を1グループとして集団生活を送る大舎制だったが、2001年の移転を機に七棟の木造住宅を建設、1棟を生活単位とする小舎制に移行した。幼児~高校生の約10人が暮らし、住み込み職員ら3人が担当。家ごとに生活費を渡され相談しながら使い、時には自分たちで食事の献立を決めて作る。  職員も個々の子供たちの変化を肌で感じ取り、家庭的なケアに努めることができるようになった。親からの虐待を受け人への不信感を持つ子供たちが、小舎制の暮らしで子供たちは自分の役割を考えるようになり、職員との疑似家族の体験を通し、人との信頼関係を回復している。  同放送報道局番組センターの米田(こめだ)佳史ディレクター(34)が、小舎制で全国でも注目される舞鶴学園を知って番組を企画・取材。数年前奈良での虐待事件を取材したが、増加する虐待の渦中にある子供たちの声を聞きたいと思った。大阪府内の施設でも取材を申し入れたがことごとく断られた。  昨年8月から今年4月まで普段の生活や登山、卒園などの様子を子供たちと職員に密着し、延べ40日間にわたって収録した。また、小舎制への転換をする施設も出てきたが、職員の負担は大きく失敗するケース、国の支援体制の遅れなども番組で報告する。  米田さんは「職員の献身的なサポートが、子供たちの生き生きした笑顔につながっていると感じた。学園で作られる家族の姿を通して、希薄になりつつある家族の絆を問いかけたい」と製作した。桑原園長は「家族があってもその関係が壊れていることが増えつつある今、施設の養育の実践を社会に発信することも意味があるのではと思いました」と話す。  番組「家族の再生~ある児童養護施設の試み~」(仮題)は、4月21日午前0時15分~同1時15分。

写真=3月の巣立ちのセレモニーを取材するカメラマンら

【舞鶴】