歴史の証人ピカピカに 「松栄館」旧館 ボランティアら清掃【舞鶴】

歴史の証人ピカピカに 「松栄館」旧館 ボランティアら清掃【舞鶴】

投稿日時:2014年5月16日

1405162

 明治期の木造建築である舞鶴市浜の「松栄館」旧館を7月の海フェスタで公開するのに合わせ、5月12日、市民ボランティアたちが室内の清掃活動をした。階段や廊下の埃を払って拭き、歴史を漂わせる建物の構造や客室の調度に懐かしさを感じていた。
 松栄館は1904(明治37)年に創業された老舗旅館。木造2階建ての旧館は能舞台を備えた72畳の大広間を持つ。戦前は旧海軍関係者が宴会に利用し、映画「飢餓海峡」のロケ撮影も行なわれた。
 2004年から経営母体が変わり、本館はビジネスホテル「アマービレ」(吉田正子社長)に変わり、旧館も手直しをしたが宿泊客を受け入れていない。一時は取り壊しも検討されたが、市民の要望も受け維持を続けてきた。
 無料公開に合わせ、ボランティアの力を借りて清掃することにし、この日は市民やホテルスタッフら13人が掃除機をかけたり、窓枠を外して拭くなどした。また、休憩時間にはここを利用するアイデアや建物の歴史などを語り合った。
 石原絢子さん=桃山町=は「宴会などで利用したことがあって懐かしい。何十年ぶりかで入りましたが、立派な能舞台のある建物を利用してほしい」と話していた。吉田社長は「ボランティアで協力していただいた皆さんには感謝しています。市民や観光客に見ていただければ」と述べた。
 5月17日は庭園の剪定作業をする。ボランティアを募っている。見学会は7月19日~21日、26、27日、8月2、3日。 【問い合わせ】電話65・5000、アマービレ

写真=2階の窓を拭く市民たち