松尾寺、開山1300年迎え宝物殿オープン 10月1日から国宝の仏画を77年ぶりに開帳【舞鶴】

松尾寺、開山1300年迎え宝物殿オープン 10月1日から国宝の仏画を77年ぶりに開帳【舞鶴】

投稿日時:2008年9月26日

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西国29番札所、松尾の松尾寺(松尾心空住職)が、開山1300年を迎える。記念事業で建設していた収蔵庫(宝物殿)のオープン式典が9月30日、10月1日から国宝の仏画、普賢延命菩薩像の77年ぶりの開帳、修復が完了した阿形像の公開、舞鶴出身の版画家、田主誠さん=茨木市=の西国札所を描いた作品を展示する。10月1日午前9時半から開帳法要を営む。  青葉山の中腹に位置する松尾寺は、奈良時代初めの和同元年(708)のころ、唐の渡来僧、威光上人が山に登り、松の大樹の下に馬頭観音を感得し、草庵を結んだのが創建の始まりとされる。平安時代には鳥羽天皇らの帰依を受け寺領4000石に及んだが、戦国時代に織田氏によって焼失。その後、細川幽斎ら藩主が復興を進めた。農耕の守り神として庶民はじめ、海上安全を願う海の民の信仰も集めている。  数々の貴重な文化財も所蔵しているが、管理する施設がなかったため、国宝や重要文化財の6点は東京や奈良などの国立博物館に寄託されていた。そのため記念事業として総工費約1億2000万円をかけて収蔵庫を建設。普賢延命菩薩像や仏像の阿弥陀如来坐像、昨年10月から京都国立博物館内で修復作業にあった仁王像(阿形像)など7点が、9月25日に戻り収容された。同30日午後4時からオープンのテープカットを行う。  1300年記念の開帳は10月1日から1年間の予定。文化財を順次公開する。仏舞の面や衣装、寺に残る近代の美術品なども展示する。第1回目の収蔵庫の公開は10月1日~11月3日の午前9時~午後4時。  また、田主さんが2003~04年、NHKの番組で西国巡礼33所を巡って発表した版画作品33点を、本堂右の大師堂で展示する。人々の巡礼のひとこまや心の風景を描いた作品は、放映中に大きな反響を呼び、作品展が開かれたり版画文集にもなった。10月1日は田主さんも訪れサイン会をする。
【問い合わせ】電話62・2900、同寺

写真左=寺に戻り公開される国宝の普賢延命菩薩像の仏画
写真右=展示される田主さんの版画「松尾寺」

【舞鶴】