春の訪れ いさざ漁

春の訪れ いさざ漁

投稿日時:2017年3月17日

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 地元住民の間で“春の訪れ、桜の訪れ“と呼ばれる春の風物詩であるいさざ漁が今年も始まりだした。
 12日の正午、高野川の下流ではいさざ漁20年のベテランである沢田さん(66)が仕掛けなどをチェックしている。
 いつもは3月初めから漁が本格化するが、今年は少し遅かったという。
 「今年は上がって来るのが遅かった。よう雪が降ったでしょ。雪解け水で水温が低かったのが原因だと思う」と沢田さん。
 いさざは春になると産卵のために川をさかのぼる。その習性を利用して、三角に張られた網に誘導され仕掛けに入る。流れに逆らって泳ぐので、仕掛けからは出ない。
 沢田さんは短時間で変化する潮の満ち引きを見ながら、タイミングを見て仕掛けを上げる。
 仕掛けには多くのいさざが入っており、太陽の光を浴びて宝石のようにキラキラ輝きを放つ。
 「地元の方は、漁をしていると、春の風物詩やなあと立ち寄ってきます」と笑顔の沢田さん。
 春の訪れを告げるいさざ漁。気温とともに心もあたたかくなる風景がそこにある。