振付家の砂連尾さん、特養ホームでコミュニティダンス 3月7日、高齢者と小学生で「とつとつダンス」公演【舞鶴】

振付家の砂連尾さん、特養ホームでコミュニティダンス 3月7日、高齢者と小学生で「とつとつダンス」公演【舞鶴】

投稿日時:2010年2月23日

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施設などを訪れ、関わりを持ちながらコミュニティダンスを作り上げる試みをする、振付家でダンサーの砂連尾(じゃれお)理(おさむ)さん(44)=高槻市=が、布敷の特別養護老人ホーム「グレイスヴィルまいづる」でダンスワークショプに取り組み、同施設で暮らす高齢者と市内の小学生たちが、言葉と身体で対話を重ねている。まいづるRBが企画した。3月7日、北吸のまいづる智恵蔵で開かれる公演「とつとつダンス」に、高齢者らも出演し発表する。  同RBのアート・プロデューサーの森真理子さんと、昨年舞鶴で開かれた全国アートNPOフォーラムに出席した砂連尾さんが企画を温め、同施設が協力した。コンテンポラリー・ダンスで活躍する砂連尾さんは、ドイツや日本で障害を持つ人やホームレスとのワークショップを重ね、ダンスと社会の関わりの可能性を模索している。  同施設でのワークショップは昨年12月から。高齢者3人と市内の小学生2人が、時間になると地域交流スペースにぽつりぽつりと集まり、両者と砂連尾さんも交え、耳の聞こえにくい高齢者とは、ノートの筆談や身振り手振りでコミュニケーションを取る。  既知のダンスを見慣れた者には、明らかに異なる動きだ。高齢者と子供たちが互いに踊りのステップを教え合ったり、背中に指で文字を描いて次々に伝言していく。円になったメンバーたちが、空中に浮かぶティッシュペーパーを落ちないように渡しあう。最後にいまの自分の気持ちを身体を動かして表現する。振付指導は一切なく、全員が身体を通した丁寧な対話を重ねる過程そのものが作品に映る。  砂連尾さんは「お年寄りと子供では動くスピードも範囲も違い、両者の間で揺れながら肯定的に受け入れることを教わっています。どうコミュニケーションを取っていくのか、物事や効率にとらわれず考えてもらえる舞台になれば」と話す。  淡路由紀子施設長は「参加者は毎回楽しみに待っている様子です。どうやって利用者の気持ちを動かせばいいのか、ケアって何なのか考えさせられます」とワークを見守っている。  公演は市とNPO法人赤煉瓦倶楽部舞鶴の主催。3月7日午後2時と同4時の2回。一般1000円(1ドリンク付き)。高校生以下無料。午後5時からはダンス批評家らも交えた座談会で、発表までのプロセスなどを話し合う。入場無料。公演に先立ち、砂連尾さんによる一般向けダンスワークショップも開く。3月5日午後6時~同8時、北吸の市政記念館で。定員20人(高校生以上、先着順)。参加費500円。
【問い合わせ】電話66・1096、RB事務局

写真=ティッシュペーパーを落とさないように渡しあう参加者たち。中央が砂連尾さん