引き揚げの悲惨な史実後世に 10月7日中心に「海外引揚60周年記念事業」【舞鶴】

引き揚げの悲惨な史実後世に 10月7日中心に「海外引揚60周年記念事業」【舞鶴】

投稿日時:2005年9月20日

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引き揚げの悲惨な史実を後世に伝え、恒久平和を願って舞鶴市などは、舞鶴港に引揚第1船「雲仙丸」が入港(昭和20年10月7日)して60年目となる10月7日を中心に、海外引揚60周年記念事業を開催する。舞鶴港は、昭和20年に引揚港に指定され、同33年までの13年間に、旧ソ連や中国大陸などから約66万人の引き揚げ者と1万6000柱の遺骨を迎え入れた。市では、戦争がもたらした引き揚げの史実と悲惨さを後世に語り継ぐため、昭和63年に平に「舞鶴引揚記念館」を開館した。記念事業は、戦争の悲惨さと平和の尊さを全国に発信するため開催する。海外引揚60周年記念式典は、7日午前9時半から浜の総合文化開館で催す。「平和へのメッセージ」として市内の小学生の作文発表や合唱のほか、独立行政法人平和祈念事業特別基金顧問の田久保忠衛氏が記念講演を行う。午後1時から舞鶴湾内を遊覧船で巡る「引揚体験」、記念式典の作文や式辞などを「平和のカプセル」に入れて封印する。記念事業では、このほか5日から10日まで総合文化会館小ホールで、「シベリヤ抑留画展」と「引き揚げ漫画家原画展」を開催する。また、6日午後6時半から総合文化会館大ホールで、元ゴダイゴのメンバーで、「銀河鉄道999」などの作曲家として知られるタケカワユキヒデさんの「トーク&ライブショー」がある。記念事業には、だれでも参加できる。ただし、満席の場合は断ることもある。 【問い合わせ】電話66・1073、市教委社会教育課。

写真=「海外引揚60周年記念事業」のポスター