寄港地の市民らネットワーク結成 北前船 観光に活用を 第1回フォーラム 5月10日舞鶴で 基調講演、資料展示 「先人が命がけで作った海洋文化、身近に感じて」【舞鶴】

寄港地の市民らネットワーク結成 北前船 観光に活用を 第1回フォーラム 5月10日舞鶴で 基調講演、資料展示 「先人が命がけで作った海洋文化、身近に感じて」【舞鶴】

投稿日時:2015年5月1日

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舞鶴や宮津などに寄港した北前船にスポットを当て、観光資源に活用しようと、航路地の市民らがネットワークを結成し、第1回海の京都「北前船」フォーラムin舞鶴(同実行委員会・SKY舞鶴クラブ主催、舞鶴市民新聞社など後援)を5月10日、南田辺の西総合会館で開く。基調講演などのほか、市民らが北前船を学んできた資料を展示する。来場を呼びかけている。
 北前船は江戸時代から明治時代にかけ、大阪と北海道を日本海経由で運航された。大阪から各地に寄港して塩、鉄、木綿、筵、味噌、紙、漆器などを積んで北海道へ向かい、北海道からはニシン、昆布、米などを積み各地で売り、またその土地の特産物を買い付け売りさばき大阪に戻った。
 舞鶴では、由良川河口の神崎地区と高野川河口の田辺、志楽川河口の市場の各湊に立ち寄り、油やろうそく、竹などを積み込み、廻船業の商人で賑わった。こうした北前船ゆかりの舞鶴、宮津、京丹後市久美浜、豊岡市竹野の市民グループや観光関係者で、北前船広域ネットワークを結成し、フォーラムを企画した。
 また、神崎の魅力を伝える活動をするSKY舞鶴クラブが昨年、北前船同好会を作り、北田辺の市郷土資料館で学習を続けている。市場湊で廻船業をした村田家で文書調査をしたり、ミニチュアの奉納和船や船絵馬、積み荷や航路などについて学んできた。フォーラムにも中心的なメンバーとして、展示などについて話し合っている。
 同クラブ代表で同好会会員の吉武恭子さんは「先人が命がけでつくってきた海洋文化を、身近なものとして感じてほしい。これからも地域に眠る北前船の資料を掘り起こしたい」と話していた。
 フォーラムは午後1時~同4時半。オープニングは子供和太鼓教室が演奏し、第1部で現代版北前船プロジェクト代表の明楽みゆきさんが「北前船広域ネットワークの歴史と未来に」をテーマに基調講演をする。
 同2時20分から第2部で府立丹後郷土資料館学芸員の吉野健一さんがミニ講話、続くパネルディスカッションで舞鶴市教育委員会社会教育指導員の小室智子さんはじめ、宮津や久美浜などの観光関係者らがパネラーを務める。定員300人。入場無料。
【問い合わせ】電話62・4387、吉武さん
 また、近くの市郷土資料館(市民会館内)で北前船に関する特別展示もする。

写真=フォーラムの展示について話し合う北前船同好会のメンバーたち