大庄屋上野家管理運営「KYO・ふるさと加佐」 地域の食材活かし米粉うどんメニュー始める【舞鶴】

大庄屋上野家管理運営「KYO・ふるさと加佐」 地域の食材活かし米粉うどんメニュー始める【舞鶴】

投稿日時:2010年1月29日

1001291

西方寺の大庄屋上野家を管理運営するNPO法人KYO・ふるさと加佐(弓削寿理事長)は、地元加佐産の米を使った米粉うどんの提供を、2月4日から始める。また、地元で捕獲された猪を調理した煮込み米粉うどんも、冬季限定でメニューに加えた。これまで予約制での食事の提供のみだったが、地域の食材を活かした様々な食の開発に今後も力を入れ、気軽に立ち寄り食事を楽しめる場にしていきたいとする。上野家は江戸時代後期から田辺藩の大庄屋を務めた旧家で、その一部茅葺きの母屋の座敷や庭園など昔ながらの民家の様子を伝えている。市が改修工事を行い、2005年に加佐交流拠点施設としてオープン、同NPO法人が地場産品を使った加工品の販売、蔵での作品展などに取り組んでいる。現在、年間の入場者は約6000人。予約制で田舎料理の提供をしているが、見学者たちにいつでも昼食を取りながらゆっくり過ごしてもらおうと、昨年の一時期うどんを出していた。取り止めたその後も昼食の要望があったため、メニュー作りを検討。同施設で米粉パンを製造・販売していることから、同じ地元産の米を使ったいくつかの料理アイデアの中でうどんを作ることにした。特産品担当スタッフらが昨年12月から試作を重ね、米粉70%、ジャガイモの粉30%を使った「彌一郎うどん」を完成させた。麺はきしめんのように平な形で、歯ごたえがありつつ食べやすい食感に。醤油を中心にした出汁に舞鶴かまぼこ、この時期は長谷地区のユズを香りづけに載せた。麺は専門の業者で製粉・製麺する。400円。もう一品は猪と味噌を煮込んだうどん。地元の猟師が捕獲した猪の肉を米粉うどんの上に載せ、味噌と猪肉の旨みが出ている。煮込んでも麺は柔らかくならず、しっかりとしたこしを保っている。900円。3月までの冬限定のメニュー。上野家マネージャーの布施直樹さん(36)は「いつでも立ち寄って食事ができる施設にすることで利用者を増やしたい。これを機会に米粉ケーキや玄米ポン菓子など、地元食材を使った食の開発もできれば」と話している。昼食の営業時間は午前11時半~午後2時。水曜休み。
【問い合わせ】電話83・1300、上野家

写真=米粉を使ったうどん(左)と猪肉の煮込みうどん