地域根付く作物に光当て ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」 12月16日上映、監督のトークも 山形で種守り、料理に利用する人々【舞鶴】

地域根付く作物に光当て ドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」 12月16日上映、監督のトークも 山形で種守り、料理に利用する人々【舞鶴】

投稿日時:2014年12月10日

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 大量に作りやすい野菜が出回る中で姿を消しつつある在来野菜。山形の地域に根付き栽培されてきた在来作物を伝える農家や、新しい料理の食材として光を当てたシェフらを追ったドキュメンタリー映画「よみがえりのレシピ」の上映会が16日、北吸の市政記念館で開かれる。渡辺智史監督のトークもある。舞鶴ふるさと地域づくり協議会と市の主催。参加無料。
 各地域で作られてきた野菜などの在来作物は、高度経済成長の時代、品種改良された作物より収量が少なく、作りにくいなどといった理由で徐々に姿を消し、農家の努力でわずかなものが伝えられるだけだ。
 山形ではそうした在来作物を守ろうと取り組む人たちがいる。鶴岡市の集落で焼き畑を続け「藤沢カブ」を復活させた生産者、自家採種した「だだちゃ豆」を作りつづける女性農家、「外内島キュウリ」を守り続ける男性。
 これらの野菜を使ってイタリア料理づくりをするシェフの奥田政行さん、焼き畑農業を研究し在来作物を地域の宝と述べる山形大学農学部の江頭宏昌准教授たちが、生産者の活動を後押しする。
 映画はいまの農業や食を見直すきっかけとして、各地で上映され話題を呼ぶ。2012年香港国際映画祭にも出品された。1981年生まれの渡辺監督も山形生まれ。東北芸術工科大学在学中に民俗映像制作に関わり、フリー活動後に今作を撮影した。
 上映会は地域ブランド事業セミナーの2回目として開催。上映は午後1時半と同7時の2回。監督のトークは1回目の上映後のみ。定員は各回70人程度。申し込みは市農林課(電話66・1023、nourin@post.city.maizuru.kyoto.jp)。

写真=山形に伝わる外内島キュウリを手にする子供たち((c)映画「よみがえりのレシピ」製作委員会)