各地でちんどん公演をする山口さん(余部下)と仲間 中国内モンゴル、井戸を掘り当て水が湧き出る【舞鶴】

各地でちんどん公演をする山口さん(余部下)と仲間 中国内モンゴル、井戸を掘り当て水が湧き出る【舞鶴】

投稿日時:2008年6月20日

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各地でちんどん公演をする余部下の山口年子さん(52)と仲間たちが、旱魃(かんばつ)が続く中国内モンゴルのホルチン地方の村で、井戸を贈るボランティア活動に取り組み、村人らと一緒に作業し無事水が湧き出した。募金を寄せた日本人に、現地の人たちは感謝の気持ちを記念碑を作って表し、山口さんらは水が出たお祝いに鯉のぼりを上げ、喜びを分かち合った。  公演で内モンゴルを訪れたのをきっかけに知り合った、内モンゴルの歌手チャン・チチガさんが旱魃で沙漠化が進む故郷の窮状を訴える一方、山口さんも井戸を贈ろうと友人らと活動を始め、53万円の募金が寄せられた。  舞鶴から4人を含む9人が、故郷周辺のジュルホ牧場で6月6日、村人や業者らと井戸掘りを開始。呼び水とするための水を約2キロ離れた隣村から車で運ぶなどし、1日かかってボーリングで深さ57メートルまで掘り進むと、地上に水が勢いよく湧き出た。  翌日には村人らが日本人の寄付で完成した旨を記した記念碑を立て、子供たちも集まり水を掛け合ったりと大はしゃぎして喜んだ。また、京丹後市の鯉のぼり職人、奥田稔さん(64)から託された鯉のぼりを子供たちと一緒に泳がせた。水は生活用水や牧草を育てるために使う。  山口さんは「鯉のぼりと一緒に訪れた今回は、何度も土砂降りの雨が降る幸運にも恵まれました。日本の皆さんの気持ちが届きました」と話していた。来年はフホタラ村で井戸掘りと植樹をする予定で、引き続き募金活動もする。募金箱は浜のギャラリー・サンムーンに設置している。  井戸掘りに先立ちジュルホ小中学校を訪れ、子供たちに鯉のぼりを披露したり、寄せられた鉛筆2000本を渡すなど交流も深めた。鯉のぼりは学校に寄贈する予定だったが、井戸の完成後に降った雨でどろどろに汚れたため、日本に持ち帰り洗浄した。今後のモンゴルの訪問先で泳がせることにし、交流のシンボルとして活用していく。

写真=湧き出す井戸水と、日本から持参した鯉のぼりを手に喜ぶ人たち。右端が村人が作った記念碑(山口さん提供)

【舞鶴】