励ましの思い 土に込める 志楽小4年生 陸前高田の小学生へマグカップづくり 10月、高井さんら現地に届ける【舞鶴】

励ましの思い 土に込める 志楽小4年生 陸前高田の小学生へマグカップづくり 10月、高井さんら現地に届ける【舞鶴】

投稿日時:2013年6月14日

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東日本大震災で壊滅的な被害を受けた岩手県陸前高田市の小学生たちに届けようと、小倉の志楽小学校(高島和夫校長)の4年生71人が10日、マグカップづくりに取り組んだ。同市の被災者の支援を続ける成生の陶芸家、高井晴美さん(48)が被災地の様子を説明し、作り方を指導した。児童たちは励ましの気持ちを粘土に込めていた。
 子供たちに文化・芸術の体験を提供する府の事業として、志楽小が陶芸教室を開催。講師として高井さんが招かれ、3回目の最後の授業に被災地に贈る作品づくりを学校側に提案した。高井さんはこれまでにも自身の陶芸教室の生徒と一緒に貯金箱づくりや、チャリティー作品展などをして、陸前高田市を訪れ震災遺児たちに義援金を届けるなどしている。
 4年生たちは巨大津波の被害にあった映像などを見て、被災地の様子を事前に学習した。この日は同市の高田小学校の児童たちが津波とその後の体験を綴り、昨年4月に発行した文集の中から、高井さんが4年生の作文を紹介した。
 震災後、児童は欲しい物があっても、物を大切にして最後まで使う気持ちに変り、「震災があったから自分は成長できた。一本松のように私も強く生きたい」と結んでいた。高田小では10人の児童が両親を亡くしている。
 児童たちは約2時間でマグカップを完成させ、カップの外側には「元気でいてね」「東北がんばれ」と言葉を刻んだ。4年生の田端紗歩さんは「カップを手にした人に幸せになってほしいと思ったので、『幸せ』と書きました」と話していた。
 高井さんは「子供たちに作ってもらったものを、陸前高田に届ける機会ができうれしい。この体験を通して被災地のことを忘れずにいてほしい」と手ほどきをした。焼成をした後、10月10日に高田小を訪れ届ける。

写真=高井さんから教わりマグカップをつくる4年生たち