元市議で元市社協会長 門脇さん、自分史まとめた冊子【舞鶴】

元市議で元市社協会長 門脇さん、自分史まとめた冊子【舞鶴】

投稿日時:2005年1月18日

0501181

市議会議員や市社会福祉協議会会長などを務めた余部下の門脇春雄さん(86)が、自分史をまとめた冊子「門脇春雄の大衆に生きて」(B5判、95ページ)をこのほど作成した。島根県隠岐の島での少年時代から兵役の思い出、戦後の混乱の中で私設の公民館を開設したことなど、地域活動に情熱を燃やした人生を記録。市シルバー人材センター理事長の蒲田忠夫さんが、3年間にわたって聞き取り執筆した。門脇さんは1918年生まれ。隠岐の島で9人兄弟の末っ子として少年時代を過ごし、19歳で姉が嫁いでいた舞鶴へ移り、長浜の海軍第3火薬厰に勤務。戦後は54年に市議会議員選挙に初当選し、7期28年間活動した。また、市社会福祉協議会会長などを務め、地域の社会福祉や青少年の健全育成に尽力。張りのある大きな声で率直に意見を述べることで知られ、いまも「カドさん」と親しまれている。多くの人たちからこれまでの歩みをまとめることを勧められ、親交のある蒲田さんに取材と執筆を依頼。蒲田さんが門脇さんの生い立ちから最近の活動まで聞き取りまとめた。200部作成、その後に100部増刷し、世話になった人や知人らに配布した。6歳の時に川に落ちて一命を取り留めたこと、松江連隊に入隊したが1人だけ指導員として連隊に残り、同年兵の仲間は全員旧満州へ出兵しノモハン事件で亡くなったことなどを記した。戦後は混乱期に地域社会の拠り所となる活動をしようと、私費を投じて公民館を開設したり、議員時代とその後の様々な地域活動や、海上保安学校への協力などのエピソードがまとめられている。門脇さんは「亡くなった戦友たちの意志を引き継ごうとの思いと、母の『人に迷惑をかけるな』という言葉を守って生きてきた。振り返ると多くの方に支えられて感謝の気持ちでいっぱいです」と話していた。

写真=自分史「門脇春雄の大衆に生きて」を手にする門脇さん