伊賀原さん(青井)所蔵のコレクション公開 5月31日と6月1日に絵図や書、屏風絵など【舞鶴】

伊賀原さん(青井)所蔵のコレクション公開 5月31日と6月1日に絵図や書、屏風絵など【舞鶴】

投稿日時:2008年5月27日

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書画骨董などを収集する青井の伊賀原芳雄さん(77)が、所蔵するコレクションの中から、郷土にゆかりのある品々を紹介する展示会を、5月31日と6月1日、青井の集会所で開催する。田辺藩主牧野氏が画人に描かせた田辺・宮津領の風景の絵図2巻、幕末に家老を務めた野田笛浦(てきほ)や海軍次官の伊藤雋吉(としよし)らの書や屏風絵などを公開する。入場無料。  旧満州で関東軍の建設関係の仕事をしていた父の影響で、伊賀原さんは戦後間もなく書画などの収集を始め、いまはその多くを手離したが一時は槍のコレクターとして知られた。コツコツと古美術商などのルートから買い集めてきたが、舞鶴の文化の一端を知ってもらおうと、関係する作品など35点を初めて一堂に展示する。  その中には、藩主牧野碵齋(けんさい)が、画人の盧汀に描かせた田辺領などの沿岸風景図の原本とされる2巻がある。この原図を手本に、牧野氏の彌栄子夫人が模写した東大浦半島の風景図は、牧野家文書とともに市指定文化財になった。貴重なオリジナルの図巻が公開される。  能筆家としても活躍した笛浦の屏風や掛け軸の書、藩主牧野氏の御用絵師だった鈴木南嶺の屏風絵、明治3年に舞鶴町で生まれ、勧業博覧会にも出品した日本画家の藤山鶴城らの屏風絵、また父親の所蔵品で著名な画家の絵も並べる。このほか小浜藩の刀工、藤原冬廣の槍などの刀剣、栽培から加工まで自作したヒョウタンの置物約千個も展示する。  伊賀原さんは「舞鶴からも著名な文人が生まれました。郷土の文化と歴史を市民の方に1人でも知ってもらえれば」と話している。両日とも午前10時~午後5時。
【問い合わせ】電話76・6384、伊賀原さん

写真=展示する屏風絵や絵巻と伊賀原さん

【舞鶴】