仕事通し社会貢献を 生命体睡眠環境開発研究所代表、田中さん 新しいビジネスモデル、本で伝える 自身の半生、ジェルトロン開発の歩み 2月には記念講演も【舞鶴】

仕事通し社会貢献を 生命体睡眠環境開発研究所代表、田中さん 新しいビジネスモデル、本で伝える 自身の半生、ジェルトロン開発の歩み 2月には記念講演も【舞鶴】

投稿日時:2011年1月11日

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写真=著書を手にする田中さんとジェルトロン

新素材のクッション材「ジェルトロン」を開発した公文名の生命体睡眠環境開発研究所代表の田中啓介さん(53)がこのほど、自身の半生と新しいビジネスモデルの構築に取り組む挑戦を綴った著書『寝ても眠れない日本人へ』(発行・ライティング)を出版した。自身の予知能力など科学で解明できない力の研究や睡眠の質の大切さ、開発までの歩み、仕事を通して社会貢献をする生き方を語っている。  田中さんは日本でのウォーターベッドブームを作ったが父の家具店を継がず、設立したパシフィックウエーブでジェルトロンの研究開発に傾注し、体圧分散性に優れた介護用ベッドのマットレスなどの商品が床ずれ防止に効果を上げ、10万人以上の利用実績を上げる。最近ではショルダーパッドが、プロゴルファーの藤田寛之選手や石川遼選手らの多くのキャディーに使用されるようになった。  社会に役立つ仕事を通し、幸せを実感しながら生きるため、自身の実践を伝え、新しい人たちとの縁をつくりたいと、約五年前から本の執筆を考えていた。これまでに商業誌や自身のブログに書いたもののほか、講演の内容や新たに書いた原稿を加え完成させた。  「快適な眠りを実現し、人生を豊かにする方法」をサブタイトルにした著書はB6版で191ページ。前半では少年時代から不思議な体験を持ったことで米国へ留学して研究をし、「人間は果てしない大宇宙の中の、地球という小さな星の構成要素の1つにすぎないちっぽけな存在」と謙虚に捉える宇宙観に基づく生き方を提唱する。また、睡眠の研究から人の持っている能力の引き出し方、眠りの環境を整える大切さを述べる。  後半は、コクヨの創業者の娘婿の原信太郎氏や、貧困層の教育と医療の改善事業に取り組み、ノーベル平和賞を受賞したグラミン銀行総裁ムハマド・ユヌス氏の仕事の姿勢から、社会貢献をすることの意義を書く。交通事故を起こしたつらい体験を経て、多くの人たちに支えてもらったことで、「自分以外の人のお役に立てる人生を生きよう」と決意したことを記した。  田中さんは「お客さまからの『ありがとう』の言葉がかけがえのないエネルギーになっています。仕事を通して人生いかに幸せに生きるかをご縁ができた人たちと共有していければ」と話す。初版は3,000部発行。1冊1,000円(税別)。舞鶴堂書店などで販売中。2月には記念講演も予定されている。