京都生協の手芸グループが手作りフクロウ 12月の「はげますつどい」で被爆者へ【舞鶴】

京都生協の手芸グループが手作りフクロウ 12月の「はげますつどい」で被爆者へ【舞鶴】

投稿日時:2007年10月12日

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【舞鶴】

 京都生協の手芸グループ「あじさいひろば」の女性メンバーたちが、京都在住の被爆者へプレゼントしようと、手作りのフクロウ200個を製作し、100セットの作品を完成させた。一時体調を崩したり入院生活を経験した女性たちは、再び健康で作品づくりができることの感謝の気持ちと平和の大切さを作品に込めた。12月22日に京都市内で開催される「被爆者をはげますつどい」で贈られる。  生協組合員でつくる「あじさいひろば」は2006年に結成。各地で講師を務める稲垣幸さん(76)=行永=が指導し、最初は10人が習っていた。現在は6人が月1回、南浜町の市の仮設住宅に集まり作品づくりを楽しんでいる。  京都には約1500人の被爆者が在住する。広島や長崎で被爆した人たちに募金やプレゼントを贈ったり、証言を聞くための「被爆者をはげますつどい」が毎年12月に開かれている。京都生協も主催の委員会に参加している。「あじさいひろば」のメンバーたちも、好きな手芸で役立つことをしようと、プレゼント作りを決めた。  幸せを運ぶフクロウを作ることにし、4月から共同製作を始めた。古着や端布を再利用し、綿を中に詰めて布で縫い目玉をつけた。知人らから提供を受けたかまぼこ板に美しい絵柄の和紙を張り、その上に2個のフクロウを乗せ、100セットを完成させた。メンバーたちは入院中に知り合ったり、病気を経験したこともあり、助け合って仕上げたことに一層喜びを感じた。  稲垣さんは「作品で少しでも心を和ませてもらい、平和の大切さを伝えることができれば」、メンバー最年長の時岡君子さん(85)=南浜町=は「兄3人が出征し2人は戦死しました。いまの平和のありがたさをしみじみと感じ、無我夢中でミシンを動かして作りました」、水上喜美子さん(72)森本町町は「筋肉が萎縮して入院していましたが、再び針を持てるようになり楽しくできました」と話していた。

写真=作品を共同製作したメンバーたち

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