ギャラリー・サンムーンで4月21日まで 美しい木目が輝く 被災のオルゴール作家 支援の作品展【舞鶴】

ギャラリー・サンムーンで4月21日まで 美しい木目が輝く 被災のオルゴール作家 支援の作品展【舞鶴】

投稿日時:2013年4月16日

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東日本大震災で被災した仙台市のオルゴール作家、熊野聡さんを支援しようと、舞鶴市浜のギャラリー・サンムーンで作品展が開かれている。木目をうまく活かしたケーキ型のオルゴールがメロディーを奏でている。4月21日まで。入場無料。
 熊野さんは1955年生まれ。家業は江戸期から続く仙台箪笥(たんす)の指物師だったが、本場スイスのオルゴールに魅了され、作家の道に進んだ。釘を使わない箪笥作りの技術を駆使し、美しく精巧な作品と演奏で知られる。
 震災時、宮城野区の仕事場は津波を受けなかったが、作品や道具が散乱し、ようやく片付けたところへ再び余震に襲われた。スタッフの家族も亡くなるなどし廃業も考えたが、同じ被災者から修復の依頼が次々と寄せられ、再起を決意した。
 2011年12月にサンムーンで作品展をし、その後本格的に創作を再開できるまでになったことから、新作を披露することにした。桐やナラなど天然色を組み合わせ、本物そっくりのショートケーキなどのオルゴールを出品した。心地よく音が響く正統派の箱型のオルゴール、曲線が美しい小物入れやアクセサリーも並ぶ。
 画廊代表の佐藤保明さんは「オルゴールで人を喜ばしたいという熊野さんの思いが、作品に込められている。一生大切にしたいと思わせる作品を見てほしい」と話す。
【問い合わせ】電話63・4858、サンムーン

写真左=「おいしそう」とケーキ型のオルゴールを手にする親子
写真右=熊野さん