アレルギーの子供たちにパンを 倉梯町の「チャーリー」 日曜日、卵・牛乳抜きで全品作る【舞鶴】

アレルギーの子供たちにパンを 倉梯町の「チャーリー」 日曜日、卵・牛乳抜きで全品作る【舞鶴】

投稿日時:2011年2月4日

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写真=「待っている子供たちがいる限り続けたい」と話す大久保さん

 「アレルギーの子供たちにパンを食べてほしい」と、倉梯町のベーカリーショップ「チャーリー」(大久保智洋店主)が、卵と乳製品を使っていないパンだけを販売する日を設けている。本来は定休日に店を開けるため体もしんどくやめることも考えたが、この日を楽しみに待つ子供たちのために営業を続けている。  大久保さんは食品卸会社で営業の仕事をしていたころ、埼玉県のパン職人に出会い、その仕事ぶりに魅かれて弟子入りし、2010年故郷の舞鶴で店をオープン。菓子パンやバケットなど、パンに合った数種類もの生地を仕込み、火通りをしっかりさせたパン作りに励む。  通常のパンのほかに、卵と牛乳を使わないニンジンパンも作って一緒に販売していた時、アレルギーを持つ子供が、店内に並ぶ他のパンを見て、「これも食べたい」と言った。それを聞いた大久保さんは「ダメ」と断るのをつらく感じた。これを機に、店内の商品を全て卵・牛乳抜きのパンにして、好きなものを選べる楽しさも提供しようと、09年から月2回程度、定休日の日曜日に販売の日を始めた。  当初はチラシなどを配ったが来客は少なく、半分以上を無駄にすることもあり、いまも採算はとれない。加えて事前に道具を洗ったり早朝から仕込み作業をし、ぎりぎり開店時間に焼き上がりが間に合うという忙しさ。猛暑だった昨年夏は体にこたえやめようかと考えたが、毎回来てくれる子供たちや「1カ月に1度でもいいので続けてほしい」との親の声を受け、営業時間を短縮して続ける決意をした。  子供たちが食べやすいよう少しサイズを小さくしたあんパン(80円)、イチゴジャムパン(同)、ドーナツ(100円)、ベーグル、クッキー、食パンなど10数種類を販売する。卵・牛乳を使ってない分、ゆっくりとした発酵で熟成させる工夫をしている。  大久保さんは「子供たちはニコニコしながら試食をしています。今日はこの子もあの子も来てくれるかな、と思い浮かべながら作っています」と話す。  2月の卵・牛乳抜きのパンの日は6日と20日。時間は正午~午後4時。

【問い合わせ】電話65・4052、チャーリー