アトリエ兼ギャラリー、2月オープンへ 「みずなぎ学園」利用者の活動の場と作品展示【舞鶴】

アトリエ兼ギャラリー、2月オープンへ 「みずなぎ学園」利用者の活動の場と作品展示【舞鶴】

投稿日時:2005年1月14日

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鹿原の知的障害者授産・更生施設「みずなぎ学園」が、利用者のアート活動の場と作品を展示するアトリエ兼ギャラリーの開設に向け、準備をしている。障害者たちが陶芸や絵画、書などの制作に専念できる環境を整え、市民にも気軽に作品を鑑賞してもらおうというもの。敷地内の旧作業棟を改築して利用するが、事業所などが建材の無償提供や作業をボランティアでするなど協力している。「夢工房」と名付けた施設は2月にオープンの予定。同学園の授産施設には68人が通所利用し、額縁製造やパン作りなどに取り組み、販売した売上金は賃金になっている。その中でも陶芸や絵画、縫製などのアート活動は自分たちの得意な素材に出合い、枠にとらわれない自由な発想の作品を生み出し、市内で作品展を開いてきた。また、更生施設の入所者も2年前から陶芸などの活動を取り入れ、ユニークな作品づくりをしている。これまでアート活動は他の製品づくりもする第1作業棟の一角でしていたが、イメージを膨らませ制作に集中する環境づくりを検討していた。同時に多くの作品が倉庫に眠ったままの状態だったため、市民にいつでも観てもらえる会場の設置も夢に描いてきた。2003年11月には綾部市での合同作品展に出品したが、アート活動に力を入れる奈良市や大津市などの障害者施設の人たちの奇抜な作品に刺激を受け、具体化へ弾みとなった。第3作業棟(鉄筋造り平屋建て)での粉石鹸の製造を中止したことから、その棟の半分のスペース(約72平方メートル)を活用。利用者たちが出向いて働く平の丸玉産業が計画の話を聞き、床材の提供と張り替え作業を、塗装業者が壁の塗り替えをいずれも無償でした。また、関西電力労働組合舞鶴支部が作品を照らすスポットライト八台を寄贈した。改築工事は昨年11月からとりかかった。壁とテーブルに作品を並べ、展示板で仕切った空間で制作活動をする。支援職員の大東優俊さん(42)は「作品は自由さと力強さが魅力です。利用者たちがじっくりと制作でき、一番好きな場所になれば」と話していた。現在開設に向けて作品づくりをしており、協力してもらった関係者を招いてお披露目する。来場時間などは今後決める。

写真=2月の開設に向け作品が搬入された「夢工房」