どぶろくで町おこしを 居酒屋店主の橋本さん 自ら栽培の米使って初仕込み 市の特区受け第1号の製造【舞鶴】

どぶろくで町おこしを 居酒屋店主の橋本さん 自ら栽培の米使って初仕込み 市の特区受け第1号の製造【舞鶴】

投稿日時:2011年12月16日

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写真=浜の居酒屋2階の醸造所で仕込みをする橋本さん(左)ら

舞鶴市がどぶろく特区に認定されたのを受け、第1号の製造免許を取得した農民居酒屋経営の橋本泰弘さん(59)=溝尻町=が、12月14日から仕込みを開始した。年末には新酒が完成し販売するほか、来年1月にお披露目や、全国のどぶろくが集まる愛媛県での品評会に出品する。どぶろくで町おこしをと夢を広げている。  内閣府が認定する特区は、民宿やレストランなどを営む農業者が自分で生産した米を原料に、製造免許や販売免許を取った上で、少量でも製造できるようになっている。府内ではすでに福知山の大江町、京丹後市で製造している。  橋本さんが事務局長を務めるNPO法人舞鶴同志の会では、耕作放棄地の再生や子供たちの食育などを活動内容にしており、できた米でどぶろくを造ろうと会員たちと話し合ってきた。が、法人では農地の借用と製造免許の取得ができないため、橋本さんが取り組むことにし、免許の要件を満たすため5月に居酒屋「どぶろくべェー」もオープンさせた。  堂奥の田んぼ10.5アールで、コシヒカリを一度だけ除草剤を使う減農薬で栽培し収穫。きれいに白く精米し、一度の仕込みに米27キロ、酒用米糀約13キロ、水約22リットル、乳酸、酵母菌を原料に使う。浜の居酒屋2階を醸造所にした。  初の酒造りは、兵庫県立工業技術センターの井上守正主任研究員の指導を受け、一段仕込みで挑戦。米を蒸した後に台の上に手で広げて冷まし、タンクに原料を全て投入し保冷庫に入れた。温度管理とかき混ぜる世話をして、アルコール度数15、6度になるまで発酵を待つ。全量で80リットルができる予定。  橋本さんは「数年後には赤米を使った甘口の女性向きのどぶろくを造ってみたい。異業種の人たちにお菓子などの材料に使ってもらい、加工品が生まれてくれれば」と話す。  720ミリリットル瓶1本を1,680円で予約販売する。同店でもお酒のメニューとして提供する。営業は午後6時半~同10時。日・月曜休み。

【問い合わせ】電話090・2113・0515、橋本さん