さまざまな人の死見つめ 澤田医師 府警嘱託医で感謝状 検視や留置者の健診に13年【舞鶴】

さまざまな人の死見つめ 澤田医師 府警嘱託医で感謝状 検視や留置者の健診に13年【舞鶴】

投稿日時:2015年2月24日

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長年にわたって京都府警察の嘱託医として従事する医師、澤田信(まこと)さん(60)=浜=が2月17日、南田辺の舞鶴警察署で、府警本部長名の感謝状を廣瀬佳蔵署長から伝達された。約13年の間、自死や孤独死などをした人に接し、「警察官の仕事の苦労と人の世のはざまを垣間見た」と振り返る。
 2002年に嘱託医を引き受け、病院以外で亡くなった人の検視をし死因を調べたり、警察署の留置者の健康診断を担っている。現在同署管内には、澤田さんを含め2人の開業医が嘱託医になっている。開業時間に関係なく検視の要請が入る。
 これまで行なった検視で忘れられないケースがある。男兄弟の3人とも次々と自死し、母親の気持ちを察せずにはおれなかった。会社で主任をし妻子もいながら自死した男性には「相談できなかったのか。なぜ社会は救えなかったのか」と涙を流した。
 「人はいろんな亡くなり方があると身をもって知った。どんなことがあっても、自ら死んではいけないと思った」という。
 また、「医者が担うのは検視という役割だけだが、どれだけ多くの警察官が現場で動いているのかは知られていない。そちらにもっと光が当たるべきだ」と話していた。

写真=廣瀬署長から感謝状を受け取る澤田さん