お地蔵様へ新しい祠届ける 七日市の伊佐津川土手 台風23号の洪水で流され 地元の女性、宮津高へ依頼【舞鶴】

お地蔵様へ新しい祠届ける 七日市の伊佐津川土手 台風23号の洪水で流され 地元の女性、宮津高へ依頼【舞鶴】

投稿日時:2015年4月14日

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舞鶴市七日市の伊佐津川沿いの土手に祀られている地蔵に新しい祠が完成し、製作をした宮津高校建築科の生徒と教員たちがこのほど設置した。2004年の台風23号による川の洪水で祠が流され、地元の女性の新しい祠を作ってほしいとの願いに応え生徒たちが作った。
 京田の会社員の女性(55)が、七日市の畑で農作業をする折、土手に安置されている地蔵にお参りをしていたが、台風による増水で祠が流された。4年前に宮津高の生徒たちが地蔵の祠を修理した活動が新聞に掲載され、それを読んだ女性が同高に手紙で製作を依頼した。地域から依頼された製作物が多いため作業が遅れ、生徒16人が昨年9月から祠づくりを開始し、4棟を完成させた。
 地蔵は高さ40センチ、幅20センチ、奥行き15センチの石造。祠はヒノキ造りで高さ103センチ、幅65センチ、奥行き64センチ。舞鶴在住の3年生2人を含む4人と教員4人が1棟を運び、地面を掘って砂利を敷き詰めた上に置き、地面にアンカーを打ち込み固定。その中に地蔵を安置した。
 3年生の仲井大登(ひろと)君(17)=今田=は「家はすぐ近くなのでここにお地蔵様があることを知っていました。祠を届けることができうれしいです」と話していた。
 念願がかなった女性は「雨ざらしでかわいそうだったので祠が新しくなりよかった。生徒の皆さんに感謝しています」と作業を見守った。

写真=新しい祠を作り、地蔵を安置する生徒たち