「精霊船」でお盆に迎えた先祖の霊を海に送る 白杉地区のお年寄りら麦わらで復元 【舞鶴のニュース】

「精霊船」でお盆に迎えた先祖の霊を海に送る 白杉地区のお年寄りら麦わらで復元 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2002年8月23日

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舞鶴市白杉地区のお年寄りたちが8月21日、お盆に迎えた先祖の霊を海に送る精霊船を、昔ながらの麦わらで製作した。完成した精霊船は地域の人たちに披露され、お盆の伝統行事を懐かしんでもらった。
 白杉では精霊船を昭和50年ごろまで作って海に送って燃やしていたが、海の汚れに考慮して製作を中止した。昨年、舞鶴市発行のグラフ誌の撮影のため、お年寄りらが稲わらで以前の半分の大きさのものを作った。今年は水に浮かびやすい本来の麦わらを使い、以前の大きさを復元した。
 区長の戸島敏明さん(55)が知人を通して麦わらを手に入れ、谷中伊作さん(86)と水嶋武男さん(72)、梅垣才一郎さん(84)、白浪亘さん(72)らが作業をした。骨組みの竹に麦わらをしばり、お経を書いた紙を付けた竹を飾り、翌日には長さ約3メートルの船が完成した。
 水嶋さんは「昔をしのんで作りましたが、お盆の伝統行事を後世に伝えたい」と話していた。今回は海に流さず地元の玉泉寺で展示した後、市教委に寄贈する。市教委では収蔵庫で保管する。