「浮島丸事件」戦後60周年記念追悼事業 プレイベント、ドキュメンタリー映画「航跡」上映会【舞鶴】

「浮島丸事件」戦後60周年記念追悼事業 プレイベント、ドキュメンタリー映画「航跡」上映会【舞鶴】

投稿日時:2004年11月30日

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 浮島丸事件を題材とした映画「エイジアンブルー」の韓国上映の運動などを描いたドキュメンタリー映画「航跡」の上映会が11月25日夜、北吸の市政記念館で開かれた。来年の戦後60周年を記念した追悼事業のプレイベント。映画製作者の伊藤正昭さんの映画と平和にかける思い、韓国での反響などが紹介されたのに続き、来年8月24日の記念事業の東アジア国際平和シンポジウムの計画への協力を呼びかけた。エイジアンブルーは1995年に完成。国内上映の後、製作者の伊藤さんの働きかけで2000年夏から韓国各地で上映が実現し、これまでに約3万人が見た。これを機に上映運動に関わる韓国光州市のグループと「浮島丸殉難者を追悼する会」の交流が始まり、昨年の追悼集会に韓国市民らが参加した。「航跡」はシネマ・ワークの関連会社「アジア・ワイド・コミュニケーションズ」(京都市)が制作。上映会は、同会が60周年追悼事業の成功に向け機運を作ろうと企画し、国内初公開に市民らが来場した。上映に先立ち伊藤さんは「韓国では近く3、4カ所の主要都市で、中国では北京大学などで上映が計画されており、映画はまだ続いている。その元になっているのが舞鶴の追悼集会。来年はソウルから多くの人が参加したいと聞いた」と話した。  上映の後、同会から来年の追悼事業で日韓中の有識者を招いての東アジア国際平和シンポジウムと交流会の計画が提案され、来場者に協力を呼びかけた。京都市から来た舞鶴出身の広橋澄子さん(66)は「長く舞鶴にいましたが事件のことは知りませんでした。映画は伊藤さんの思いがストレートに伝わってきました。立命館大学の国際平和ミュージアムでボランティアガイドをしており、事件の資料を展示してもらえるように働きかけたい」と話していた。

写真=韓国での上映の反響を話す映画製作者の伊藤さん