「ラストポートレート この世に生を受けて」 主婦の伊藤さん企画、7月29日まで「夢屋」で写真展【舞鶴】

「ラストポートレート この世に生を受けて」 主婦の伊藤さん企画、7月29日まで「夢屋」で写真展【舞鶴】

投稿日時:2007年7月10日

0707101

0707102

ペットブームの陰で軽んじられる動物たちの命と、人との関わりを考えてもらおうと、写真展「ラストポートレート この世に生を受けて」が、昭和台の夢屋で開かれている。大阪市淀川区在住のフォトジャーナリスト、児玉小枝さんが撮影したもので、保健所で金網越しに横たわる犬や、年老いて家族の一員のように人に介護される犬などをとらえている。モノクロ写真から動物たちの声が聞こえる。  舞鶴市在住の主婦、伊藤潤子さん(49)は、動物保護に務めるNPO法人アークの里親制度で引き取った、障害を持ったり虐待を受けた犬と猫を多数飼っている。その一方、人の都合で捨てられ命を絶たれる動物たちが多いことから、そうした現状を知ってほしいと企画した。  人と動物の共生をテーマに取材を続ける児玉さんは、1997年から捨てられる犬や猫の撮影を開始した。保健所で殺処分を待つ動物、譲渡会で引き取られる子犬、老犬と介護する人の姿を追った三つのテーマの写真展を全国で巡回して開いている。  今回はこの中から74点が展示された。保健所の檻の中から寂しそうな目でレンズを見る犬や猫、新しい飼い主に引き取られていく子犬たち、老犬を膝の上に乗せていたわりの眼差しで見守る人の姿などを紹介した。児玉さんは「動物と暮らす意味と責任を自らに問い直すきっかけに」とメッセージを寄せる。  来場者たちも「改めてわが子同様にそだてる責任を自覚した」「動物は人の物ではなく大切な命。(写真に)胸がつまる」と感想を書き綴っている。7月29日まで。入場無料。
【問い合わせ】電話77・1719、夢屋。

写真左=老犬を膝の上に乗せて見守る婦人(児玉小枝さん撮影)
写真右=檻の中から悲しげな目で見つめる犬(児玉小枝さん撮影)

【舞鶴】