「みずなぎのパン」おいしいと好評 学園利用者が製造から販売まで取り組む  【舞鶴のニュース】

「みずなぎのパン」おいしいと好評 学園利用者が製造から販売まで取り組む 【舞鶴のニュース】

投稿日時:2003年10月24日

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鹿原の知的障害者授産施設「みずなぎ学園」の利用者たちが、パン作りから店頭での販売にまで取り組んでいる。市内のスーパーなどで売っているが、市民の間でおいしいと好評で、「みずなぎのパン」として定着してきた。1カ月の売り上げが多い時には58万円になり、利用者の給料アップにつながっているほか、お客さんとの対面販売でじかに受ける反応にやり甲斐を感じている。注文の受け付けなどが今後の課題だが、いつかはパンを売るショップを出したいと夢を広げている。
 同学園では利用者が4年前からクッキーの製造と販売をしているが、その作業の中でパンも作ってみたいと計画を温めていた。今年春ごろに本格的に検討を始め、大手パン製造業者に相談し神戸市内の工場で研修を重ね、その後も同業者からアドバイスを受け、発酵機などを購入し4月からスタートさせた。
 利用者の5人が毎日、生地を練ったり袋詰めなどを担当、職員が生地の成型を手伝っている。食パン(400円など)やスイートブレッド、アップルパイのほか、オリジナル商品も含め30種類のメニューを開発した。価格は1個100円から150円など。
 田中町のスーパー「いまがわ田中店」で自分たちで週4回(午後1時~同3時)販売するほか、地域の人や市社会福祉協議会などから注文を受けている。作ったパンは毎回ほぼ売り切れ、1カ月の売り上げ目標60万円に近づくまでに広がってきた。現在は販売拠点を増やし、注文を受け付ける手順を検討している。
 作業を担当する早谷昌峰さん(41)は「パンに傷を付けないよう玉子を塗るのが難しい。一生懸命作ったパンが売れ、おいしいと食べてもらえるのでやり甲斐を感じています」と話していた。パンの問い合わせは同学園(63・5030)。
写真=焼き上がったパンと製造を担当する「みずなぎ学園」利用者